ぜんふ勝手だったから。

どこかの黄推しの、いつか、みつけてもらえればいい、終わらない手紙

流れ星に願う

私が勝手に推しさんを知ってから約8年。

 

8年越しにその「知った」は「好き」だったと気づいたのは最後の特典会の直前だった黄推しです。


最後の特典会から1ヵ月の今日。

なんかこの1ヶ月、終わった直後から暫くはスッキリしてたのものの、やっぱりもっとこんなこと言えたかもとか色々考えたり、ライブが終わってから、別にリアコじゃないけど、これが所謂失恋ってやつかって思うくらい涙が止まらなくて、何をみてもかさねて考えてしまうくらいぐだぐだでした。

だけどなんか今日、凄く朝起きたらスッキリしてて、なんだろう。1日遅れで新年なのかな、とか思って日付をみたら今日で特典会から1か月でした。実は昨日から知ってたけど。そのおかげかな。

全然寂しいんだけど、なんなら、涙が溢れそうになる瞬間は早くなった気がするけど、その中にあるあったかい幸せの感じ。

年明け早々の夢でみたのは別の卒メンだったけど。何回か推しさんもでてきてるけど、話してないかもなのにめっちゃその人とははなしたよ。なんでぇ~!

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わたしと推しさんがおはなしした、目を合わせてた時間は10分と30秒に満たないくらいだと思う。

わたしはこの10分と約30秒を死んでも大事にしたい。私結構忘れっぽいんですが、この時間のことだけは忘れないと思う。忘れたくない。絶対に。何回だって思い出して、照れくささに死にたくなりたいし、笑えてきてしまうくらい幸せになりたいし、泣きたくなりたい。


最初は1回でいいやって、2度目ましてって気まずいからって、というか何話せばいいかわかんないし、最初の1回が終わるまで新しくチケットをとる勇気がなかった。

限りが見えている推しさんのアイドルとしての時間、無駄にするのが怖かった。それなら、私以外の人がきっと素敵な時間をわたしてくれたほうがいい。

 

(8年越しに)はじめましてをして、メンバーといる時とはまた違う、優しくこちらを見つめてくれる顔にびっくりした。この人、こんな顔するんだって。そして話すの楽しいかもって思った。次を考える自分がいた。その頃には行く予定のところのチケ発殆ど終わってました。ばーーーーか。


それでも、私のこの回数じゃ何気ない会話って出来ないかなーって思ってたら出来たし、最後なんてびっくり言葉を貰ったからそれはそれで良かったかも。

 


推しさんに私はひとつもお願いはできなかった。

わがままも言えなかった。言わなかった。

ひたすらにありがとう(とごめんなさい)を伝えることしかできなくて。

でもその分「いい子」でいられた...いられたらいいな。


だから推しさんがわたしに発してくれた言葉は相槌とか、ありきたりなものしかなかったと思う。

でも必死なわたしを優しく見つめてくれる顔とか瞳とか、出てくる言葉の音色の節々にあった気持ちみたいなものはどうか素直に喜んでもらったものだと思っていいですか。


でも今になってちょっと思う。

こんなに大失恋みたいになってしまうなんて思ってなくて、こんな気持ち(になるらしい)をわたしは抱えてこれからどう生きればいいんですか?って聞いてみたかったな。

もうどうせ、今更、負担になるのも嫌だし、期待してしまうのも嫌だって思って名乗らずにいた名前、やっぱり呼んで欲しかったな。


でも、終わりがあったから愛せた気がするから。

おかげで向き合えて、好きに気づくことができたと思うから。

 


まぁ、だから、全部背負ってこの空の下で生きていこうと思います。 

 


この本当に、綺麗な綺麗な流れ星を必死に追いかけていたこの一瞬のような時間の中で、せっかくならあったらいいなこんなこと、ってそれこそ星に願うような夢をほとんど叶えてもらったんだから、ひとつくらい叶わないほうがいいかもしれないんだから。

 


「またね」を言わないようにしてただろう貴方に願うのは酷なことなのはわかっているんですが、でも、信じるこの道の、いつか、どこかで、出会えたら、一瞬だけ、アイドルだったあの頃の優しい眼差しで、「白服」さんとして、私の名前を呼んでってお願いしてもいいですか。

 

私もこれからも黄推しでいるから。

 

夜空を見上げて綺羅星を探すように。

 

最初で最後のわがままで、お願いにするから。

 

 

向日葵

向日葵